今となってはあまり評判は良くないが、1946年当時のゴシック・サスペンス映画としては及第点を取る作品だ。
女性出演者も顔ぶれが豪華なので、十分楽しめた。
日本では殆ど見られない、2階から地下室まで続くらせん階段が大きな意味を持つ。

ヘレンは自宅火災のショックでそれ以来声が出せない。今はウォーレン家の女中として雇われている。ある雨の日、町で障害を持った娘が殺される。以前から起きている連続殺人事件らしい。ウォーレン夫人は今晩中にヘレンに町を出るように勧める。しかし、殺人鬼の手がヘレンに迫ってきた。地下室で秘書のブランチが殺され、それをヘレンは発見する。

 

犯人は容疑者の数が2-1=1なのだから、殺人が起きたところで誰がやったかわかってしまう。それに対して十分逃げる余裕があったはずのドロシー・マクガイアがパニックになってしまい、打つ手が裏目裏目に出てついに犯人の手に落ちてしまう。「バカじゃないか」と思ってしまうが、そこはさるものでちゃんと伏線を張っていて最後に回収してくる。80分あまりの映画の中で伏線を多く張りそれをすべて回収する辺りは職人芸だ。

 

監督 ロバート・シオドマク
脚本 メル・ディネリ
原作 エセル・リナ・ホワイト
配役
ヘレン:ドロシー・マクガイア
教授:ジョージ・ブレント
夫人:エセル・バリモア(「孤独な心」でアカデミー助演女優賞受賞)
パリー:ケント・スミス
ブランチ:ロンダ・フレミング
音楽 ロイ・ウェッブ

らせん階段 1946 RKO

投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です