市川崑監督のメロドラマ。

太平洋戦争末期のシナ戦線で軍医である関と娼婦である秋子は心から愛し合うが、敵の激しい空襲で引き裂かれる。1950年になり、神戸の研究所に勤める関はある日、眼の不調を訴える。検査の結果、戦時中の負傷により視神経がおかされていていずれ失明することがわかる。絶望した関がふと入った喫茶店で秋子と運命的再会する。秋子は電話交換手をしていると言ったが実は夜の女だった。関は先行きの見えない二人の生活にさらに絶望して、秋子のもとを去る。そして知人を頼って違法製薬に手を出す。一方、秋子は伝を頼って必死に関の行方を追っていた。

 

李香蘭(山口淑子)が出てくるのかと思ったら、歌だけで肩すかしを食らう。当時、映画館で見ていた人たちは怒り出しただろう。

それでも宝塚男性役スターだった久慈あさみの美しさは筆舌に尽くしがたいものがあり、バイプレーヤー利根はる惠が彼女を十分に引き立てていて、何とか納得できる映画だった。

 

監督 市川崑
脚本 松浦健郎 、 市川崑
製作 望月利雄
撮影 横山実
音楽 服部良一
配役
関 上原謙
秋子 久慈あさみ
ぎん 利根はる恵
利夫 川喜多雄二
亀山 河村黎吉
妹千代 月丘千秋
小田切 伊志井寛

夜来香 1950 新東宝

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