日常推理作家でもある加納朋子の中編ファンタジー小説を映画化したもの。
加納は好きな作家だが、映画化されているとは知らなかったので,見てみた。

さやは男の子の優介を産んでたった2ヶ月で売れない落語家であった夫優太郎を交通事故で失う。すると優太郎の父という男が葬式に乗り込んで来て,孫を渡せという。義父のことを死んだと聞かされていたさやは恐ろしくなって「ささら」という田舎町へ移り住む。成仏できない優太郎は幽霊である自分が見える人に乗り移ってさやと話をすることが出来た。ただしどんな人でも一度乗り移ってしばらく経つと、体中が痒くなってもう二度と乗り移れなくなる。初めは落語の師匠、次は近所の老婆、そして友人の息子、親切な駅員と乗り移って、その都度さやをなぐさめたが、自分の父親のことになると口が堅くなる。さやは埒があかないと考え、義父を自宅に招いた。しかし義父は孫を抱いているうちに可愛くなり誘拐してしまう。

 

さやは息子の成長と田舎の人たちとのふれあいを通して、母の強さを次第に身につけていく。それを見て優太郎はそろそろ成仏する決心をする。
しかし優太郎と父の感情の行き違いが実は意地の張り合いであり、息子に乗り移って父親に抱かれているときにその謎が急に解けてしまうのは、あまりに急展開で拍子抜けしてしまった。もちろん台詞抜きのラストシーケンス(父子の葛藤)は涙なくして見られなかったが、その点を脚本が上手く描ければ、新垣結衣主演作品でもありもっとステキな作品になっただろう。

 

監督 深川栄洋
脚本 山室有紀子・深川栄洋
製作 中山良夫
配役
新垣結衣
大泉洋
中村蒼
福島リラ
富司純子
波乃久里子
藤田弓子
石橋凌
小松政夫
音楽 平井真美子
主題歌 コブクロ「Twilight」

トワイライト ささらさや 2014 日活・日本テレビ

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