この映画を見ているとペギー葉山が歌う「南国土佐を後にして」を思い出す。
小林旭の出世作・歌謡映画「南国土佐を~」はこの映画からインスパイアされた部分があるのだろう。
一方、この映画はフランク・シナトラがドラマーに扮し、ジャズをフィーチャーした映画である。
麻薬更生施設から出所したフランキーはドラマーの仕事が得たかったが、悪妻(エレノア・パーカー)に振り回され、結局賭博ディーラーに戻り麻薬も続けてしまう。しかし悪妻に対してフランキーは引け目があった。付き合っていた頃、交通事故を起こしケガをさせたことが元で彼女は立てなくなり、責任を取って結婚したのだ。ある日、麻薬切れのため賭博で負けてギャラをもらえず、麻薬を奪おうと売人を殴って昏倒させてしまう。しかし麻薬はどこにも見つからなかった。気がついた売人はフランキーの居場所を聞き出しに妻の元へ行くが、そこで見たのは普通に立って歩いている妻の姿だった。妻は秘密を守るため、売人を階段の上から突き飛ばして殺してしまう。警察は殺人をフランキーの仕業と思い、彼の行方を追う。一方、フランキーは元カノ(キム・ノヴァク)の元に逃げ込む。そこで元カノに説得され、クスリを抜くため部屋に何日も監禁してもらい禁断症状と戦う。無事、禁断症状を抑えることに成功したフランキーは妻の元に帰り、別れ話を持ち出すが、妻は激高する。また警察は元カノの存在を知り、フランキーの居場所を聞き出すが・・・

ラストシーンは元に戻ったカップルが無表情で歩いているのが、印象的。
「南国土佐を~」なら中原早苗がエリノア・パーカーに当たり、浅丘ルリ子がキム・ノヴァクに該当する。

監督 オットー・プレミンジャー

出演者
フランク・シナトラ
エリノア・パーカー
キム・ノヴァク
音楽 エルマー・バーンスタイン

 

黄金の腕 1955 United Artists

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