夫を失い傷心の母が迷惑をかけながらも人々の笑顔に支えられ、最後には新しい恋に目覚めるハート・ウォーミング・コメディ映画
監督・脚本はローリーン・スカファリア
主演はスーザン・サランドン。共演はJ・K・シモンズ、ローズ・バーンが務めた。

日本国内で劇場公開されなかったが、2016年12月7日にDVDが発売された。

雑感

前半は母親役のスーザン・サランドンがウザい。夫を亡くした悲しみを娘に依存してしまう。
ローズ・バーン演ずる娘が母親との共依存を避けるため、ニューヨークへ行ってしまう中盤あたりから、スーザン・サランドンの独擅場になる。彼女は、娘の代わりに友人のために遺産を使いまくると思えば,病院の付き添いボランティアを始めたりして新たな人生を見つけていく。少し強引に見えるが、映画はかなり楽しくなった。
完全にスーザン・サランドン一人の映画である。ローズ・バーンは後半殆ど出てこない。その代わり、2014年にアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズが、主人公の相手役としてクローズ・アップされている。

 

キャスト

マーニー・ミネルヴィーニ: スーザン・サランドン
ロリ・ミネルヴィーニ: ローズ・バーン
ランドール・ジッパー: J・K・シモンズ
フレディ: ジェロッド・カーマイケル
ジリアン: セシリー・ストロング
エミリー: ルーシー・パンチ
マーク: マイケル・マッキーン
ジェイコブ: ジェイソン・リッター
エレイン: サラ・ベイカー
トリッシュ: ケイシー・ウィルソン

 

 

スタッフ

監督・脚本 ローリーン・スカファリア
製作 ジョイ・ゴーマン・ウェッテルズ
製作総指揮 ポール・グリーン、スティーヴ・ゴリン、シェイ・カマー、スーザン・サランドン
音楽 ジョナサン・サッドフ
撮影 ブレット・ポウラク
挿入曲 ビヨンセ「I WAS HERE」

ストーリー

夫に先立たれてから、ニューヨークでマーニーは孤独を囲っていた。ある日突然、ロサンゼルスに暮らす娘の脚本家ロリのマンションに引っ越してしまう。ロリも父を失った悲しみで恋人とも別れ、生活が乱れていた。マーニーは母らしくお節介気味にロリに忠告するが、ロリはかえって悪化した。
ロリはニューヨークに仕事で滞在し、マーニーは暇になった。やがて、マーニーはレズビアンの夫婦と知り合う。彼女らは結婚式を貧しくて挙げられない。マーニーは、裕福だった夫の遺産を使ってこのような人々を幸せにしようとする。
また、病院で知り合った独居老婦人の身の回りのお世話をボランティアでするようになる。老婦人は、口がきけないがいつも何かを訴えようとしている。看護婦に尋ねても誰も知らない。
マーニーは忙しく毎日を過ごすが、夫との思い出から逃れられない・・・。

そんなある日、マーニーはジッパーと出会う。警官出身のジッパーは、全く彼女の知るような優男と違っていた。マーニーは、彼の男らしくも優しいところに触れて、いつしか戸惑っている自分に気付く。
レズビアン夫婦の立派な結婚式を挙げることが出来、マーニーはレズビアン・コミュニティから賞賛される。また老婦人の求めているものが、ダイヤル電話だと気付く。老婦人に電話を掛けさせると、彼の息子が出てきた。老婦人は入院していることを息子に伝えようとしたのだ。そして、ようやく老母と息子は対面する。
様々なハッピーなことを経験した彼女は、夫の遺骨を海に散骨して別れを告げた。ジッパーの胸に飛び込んだ。

マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり The Meddler 2016 アノニマス・コンテント製作 ソニー配給 ママが子離れするコメディ

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