ヒット曲「南国土佐をあとにして」にちなんだ日活歌謡映画。ジャズシンガーであるペギー葉山のミリオンヒットになり、小林旭はこの映画によりスターの仲間入りをして、渡り鳥シリーズを撮影開始する。

小林旭は土佐から東京に出て一流のギャンブラーだったが警察に逮捕され刑務所に入る。
出てきたがすっかり改心して故郷の土佐でやり直すつもりだった。
しかし地元のヤクザ内田良平は借金の形にかつての恋人浅丘ルリ子と婚約している。
再就職にも邪魔を入れるため、東京へ戻ってくる。東京では亡き兄の婚約者南田洋子の世話になる。
東京でも昔の仲間が邪魔を入れ、過去を問わぬと言ってくれた金子信雄社長も中原早苗の入れ知恵でお上南田洋子との仲を邪推して就職を取り消す。
そんなとき、浅丘ルリ子が東京へ逃げてきた。
内田良平も追ってきている。
小林旭は浅丘を助けるためにもう一度だけ博奕の世界に戻るしかなかった。

昭和30年代の小林旭は180cmありながらスマートで見るからにイケメンである。
裕次郎より格好良かったと思う。
映画自体は中原早苗の個性がふんだんに発揮され、浅丘と南田はあまり目立たない。
ペギー葉山の演技シーンはわずかだったが、堂々としたものだった。

監督・脚本:斎藤武市
原作・脚本:川内康範

配役

小林旭
浅丘ルリ子
ペギー葉山
中原早苗
西村晃
内田良平
二本柳寛
金子信雄
南田洋子

南国土佐をあとにして 1959 日活

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