牝馬グランアレグリア(ルメール騎乗)がデビュー二連勝の内容を買われて、圧倒的一番人気。しかし藤沢師がルメールを乗せ続けるために阪神JFからこっちに廻したので、それほどの信用をして良いものか。デビュー三連勝牡馬アドマイヤマーズ(デムーロ騎乗)が何故か二番人気。三歳アーモンドアイのJC制覇のおかげで牝馬人気が上がっている。三番人気は武豊騎乗のデビュー三連勝中のファンタジスト

中山競馬場は、寒いが晴れの良馬場である。前に行った内寄りの枠の馬が来ている。ファンタジストは1400mまでしか実績がない上に、8枠だから分が悪い。

レースはイッツクールが先手を取り、2枠のグランアレグリアが番手を取るが掛かっている様子だ。アドマイヤマーズは三番手追走。その後に最内のクリノガヴディー藤岡佑介騎乗)が付けている。武豊ファンタジストも前残りを警戒して中段に押し上げる。やや縦長の隊列だが、前半800mを47秒7とスローに落ちた。四角でアドマイヤマーズが仕掛けて、イッツクールとグランアレグリアに並びかける間もなく、突き放す。直線では最内で他馬に塞がれていたクリノガヴディーのエンジンが掛かり、外に出して一気に先頭を行くアドマイヤマーズを追い詰めるが、そこからアドマイヤはもう一伸びする。これで勝負あった。

 

 

一着はアドマイヤマーズ、無傷の四連勝で戴冠。勝負根性は目を見張るものがあった。勝ち時計も1分33秒9(上がり33秒9)とスローにしては好時計。

二着は2馬身差で人気薄クリノガヴディー。前走の東スポ杯二歳Sで着外に敗れたが、大一番で見せ場を作った。

三着は過剰人気だったグランアレグリア。一本調子のようだから、牝馬同士のレースでもさほど信用は出来ない。

四着は終わった頃に突っ込んだファンタジスト。距離が長かった。

牡馬クラシックに関しては来週のホープフルSの結果の方に期待したい。

 

朝日杯フューチュリティ・ステークス(FS) 2018 アドマイヤマーズ – 圧倒的一番人気牝馬グランアレグリア敗れる

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