劇場版の136分版で鑑賞。デビッド・リンチの相変わらずドロッとした気味の悪い演出に耐えた。
主演はカイラ・マクラクラン、ホセ・フェラー、マクス・フォン・シドー、フランシスカ・アニス。ヒロインはショーン・ヤング。
あらすじ
遠い未来の話。人類は宇宙帝国を築きあげていた。政治は皇帝、恒星間輸送協会、そして大公連合の三つが争っている。
皇帝（ホセ・フェラー）は、公爵レト（ユルゲン・プロホノフ）に砂漠しかない惑星アラキスを与える。アラキスはワープ航法に必要な香料メランジを産出する惑星であった。
しかしアラキスに着いたレト一家はハルコネン男爵と皇帝の軍団による襲撃される。アラキス赴任は皇帝の謀だったのだ。レトは自害し、息子ポール（カイル・マクラクラン）とポールの母ジェシカ（フランセスカ・アニス）は砂漠へ落ちのびた。2人は原住民であるフレーメンの集団に助けられる。実は未来宗教ベネ・ゲセリットが待ち望んでいた救世主こそポールだった。フレーメンの娘チャニ（ショーン・ヤング）を妻に迎えたポールとフレーメン達は、皇帝と男爵軍団に挑戦し、見事これを倒す。
雑感
原作を読んでなければ何のことか分からないし、こんな気持ちの悪い脚色をされたら読む気がしない。
だからここから先に進めなくなったが、学生時代はSFオタクの間でダイジェスト版として認知されていたのは知っている。後にテレビ用に３時間版が再編集された。しかし「銀河英雄伝説」を見ている日本人には受けないだろう。
ポリスのスティングが悪役で、「名探偵ポワロ」や「ミス・マープル」で知られているフランセスカ・アニスが母役で登場する。
スタッフ・キャスト
監督・脚本 デイヴィッド・リンチ
製作 ラファエラ・デ・ラウランティス
原作 フランク・ハーバート
撮影 フレディ・フランシス
特殊効果 キット・ウェスト 、 アルバート・ウィトロック
音楽 ＴＯＴＯ 、 ブライアン・イーノ
配役
皇帝 ホセ・フェラー
ヘレン・モヒアン シアン・フィリップス
ポール・アトレイデス カイル・マクラクラン
母ジェシカ フランシスカ・アニス
父レト公爵 ユルゲン・プロホノフ
ツフィル・フワト フレディ・ジョーンズ
ユシュ医師 ディーン・ストックウェル
ダンカン リチャード・ジョーダン
男爵 ケネス・マクミラン
フェイド スティング
スティルガール エヴァレット・マクギル
カーンズ マックス・フォン・シドー
チャニ ショーン・ヤング