ハングライダーの事故で全身不随になり生きる希望を失った白人の男と失業手当が欲しくて受かるワケのない就活をしている黒人の若者が出会って大きく生活が変わる話。2011年の東京国際映画祭で東京サクラグランプリを獲得し、フランス・セザール賞ではオマール・シーが主演男優賞を受賞した。

ドリスは今日も大金持ちフィリップの屋敷で介護職員を求めているので就活に来た。不合格のサインをもらえば失業手当がもらえる。しかし翌日サインをもらいに行くと合格したと告げられ部屋をあてがわれる。初めての介護職で慣れなかったが、持ち前の明るさは周囲を巻込み次第にお屋敷全体が明るくなる。フィリップはいつも口述筆記させている文通相手がいる。ドリスは思い切ってフィリップとのデートをセッティングする。

感動大作ではないのだが、でも白人と黒人が友情を交わす、心がほっこりする作品だった。

本編最後にこれは実話だという解説と現在の写真が写されたが、実物のドリスはオマール・シーほどの黒々した黒人ではなく、アルジェリア系のような茶褐色の顔立ちだった。でもたとえ実母が黒人でも亭主が異民族ならあれぐらい肌の色は浅くなるものだ。

この映画はフランス映画として歴代観客動員数で2位となる大ヒットとなり、日本でもフランス語映画史上1位のヒット作品になった。


監督・脚本 エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ

配役
フィリップ – フランソワ・クリュゼ

ドリス – オマール・シー 

イヴォンヌ – アンヌ・ル・ニ
マガリー – オドレイ・フルーロ

 

最強のふたり 2011 フランス

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