2003/10/28(Tue) 23:39
監督 :ルキノ・ヴィスコンティ
製作 : ゴッフレード・ロンバルド
原案 : スーゾ・チェッキ・ダミーコ / ルキノ・ヴィスコンティ /ヴァスコ・プラトリーニ
脚色 : ルキノ・ヴィスコンティ / スーゾ・チェッキ・ダミーコ / パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ /マッシモ・フランシオーサ / エンリコ・メディオーリ
撮影 : ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽 :ニーノ・ロータ
キャスト(役名)
アラン・ドロン(Rocco)
レナート・サルヴァトーリ(Simone)
アニー・ジラルド(Nadia)
カティーナ・パクシー(Rosaria)
ロジェ・アナン(Morini)
パオロ・ストッパ(Manager)
シュジ・ドレール(Luisa)
クラウディア・カルディナーレ(Ginetta)
スピロス・フォカス(Vincenzo)
南イタリアから母は息子四人を引き連れて、ミラノへ降り立った。
長男を頼って移ってきたのだ。
長男は婚約パーティーの真っ最中。
母は父の喪中に晴れやかなことをやるのが気に入らない。
長男はボクサー。他の兄弟は日雇い労働者だ。
しかし練習を見に行った次兄シモーネと三兄ロッコはスカウトされる。
シモーネは他のジムに引き抜かれ、ジム期待の星となる。
シモーネに娼婦ナディアと知り合う。
ナディアは遊びのつもりだったが、シモーヌは入れ込む。
やがてナディアはシモーヌの前から身を隠す。
ロッコが兵役につく。
するとナディアと出会い、気が合ってしまい、愛し合う。
しかしシモーヌの知ることになり、シモーヌはロッコの目の前でナディアを犯す。
☆
ビスコンティの映像美の世界だ。印象に残るカットが多い。
(特に陰影やアップの顔の横に彫像があるシーン)
当時の松竹ヌーベルバーグにも多大な影響を与えていた。
アニー・ジラルド(ナディア役)が印象的。
クローディア・カルディナーレは影が薄かった。意外にアニーの方が格上だったのね。
イタリアの家族主義のすごさは恐れ入る。
日本ではもう1960年ぐらいには核家族化していたろうから、イタリアの方が遅れていた。
特に南イタリアは遅かったみたい。
永遠のセルマ・リッター
映画を中心に趣味を語り尽くします!