第一次世界大戦のイタリア戦線。
兵士ヘンリーと看護婦キャサリンは運命的な出会いをする。
へンリーが前線に送られて離れ離れになるが、負傷して再び二人は出会う。
彼らは愛を確かめあうが、ヘンリーは再び前線に。
キャサリンのお腹には二人の間の子供がいた。
ヘンリーはキャサリンへ出した便りが返送され、彼女に何かあったのでは、と心配になる。

「武器よさらば」最初の映画化だ。
二回目の主役はロック・ハドソンとジェニファー・ジョーンズ、ビットリオ・デシーカだった。
ジェニファー・ジョーンズの若作りした看護婦姿を思い出す。
IMDBでは5点台の評価で、失敗作ということになっている。
この作品は初めて見る。
1932年当時戦争を知らなかったアメリカ人らしい、能天気で感傷的な作品だ。
「おいおいおい、そんなことぐらいで、脱走するなよ。」と言いたくなった。
第二次世界大戦を経験した連中が作った、二回目の作品の方にリアリティーを感じた。
1910年代から映画で主役を張っていたヘレン・ヘイズはゲイリー・クーパーよりクレジットが先だ。
ヘレン・ヘイズのキャサリン役は小柄だが、色っぽい。
この映画でのゲイリー・クーパーの甘いだけの演技を見て、同じヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」の主役に抜擢されたのだろうか?
「誰がために鐘は鳴る」は1943年の作だが、この11年の間に彼の演技は大きく変わった。
監督 フランク・ボーゼイジ 
脚本 O.H.P.ギャレット
撮影 チャールズ・ラング
原作 アーネスト・ヘミングウェイ
主演 ヘレン・ヘイズ ゲイリー・クーパー アドルフ・マンジュ

武器よさらば 1932 ワーナーブラザーズ

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