今年は最後までデムーロ、ルメール騎手を誰も止められなかったが、それは中央だけでなかった。

大井競馬場、4時半発走の薄暮レースである。晴れの良馬場だが、時計が非常に掛かっている。

一番人気5歳ゴールドドリームは7枠に入り、対抗5歳ケイティブレイブは1枠2番。3枠5番に三歳馬オメガパフュームで4枠7番に船橋に転厩した8歳騸馬サウンドトゥルーが入った。

レースはスーパーステションと大外のアポロケンタッキーが互いに譲らず、12秒前半で進むハイペース。行くかと思われたケイティブレイブ(福永騎乗)は中団内に控えながら仕掛けどころで外からグイグイ上がる。それをマークするのはゴールドドリーム(ルメール騎乗)だが、思ったほどいきっぷりが良くない。と言うのも後方に控えていたオメガパフューム(デムーロ騎乗)はいつの間にかゴールドドリームをケイティブレイブと挟む勢いで上がってくる。

直線を向いてケイティブレイブが先頭に立つが、早くもオメガパフュームが捕らえに掛かる。ゴールドドリームが馬群に挟まれてなかなか抜けられない。残り100mでオメガパフュームが先頭に立ち、ゴールドドリームがその後を追ってケイティブレイブを交わすが、それからは変わらずゴールイン。

 

 

 

オメガパフュームの勝ち時計は2分5秒9で上がりは38秒5はメンバー最速。三歳馬は有馬記念に続いて連勝と、力を見せつけた。とくに今日はスタミナレースだったので、軽量馬のオメガ向きの展開だった。中央競馬の軽い馬場なら、まだ五歳馬も見せ場があっただろう。小柄だから同じ斤量になる来年は厳しい戦いになるかも知れない。

ゴールドドリームは世代最強を見せつけたが、3歳の若い世代の躍進で今後のレースの選択が難しくなった。

ケイティブレイブは完璧なレースぶりだったが、昨年の帝王賞のように追い込みに賭ける手もあった。

5着には3歳馬エイコーンが入ってきた。

ルヴァンスレーヴを加えた4頭は来年もダート戦線の中心になるが、明け4歳馬はかなり強そう。

 

東京大賞典 2018 オメガパフューム – またまたデムルメ馬券だ –

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