先週のメ-ルド・グラース(コーフィールドC2400m)に続く日本馬(ノーザンファーム-キャロットファーム)によるオーストラリアG1制覇なるか。
馬齢戦なのか、ハンデ戦なのかよく分からない斤量を各馬は背負っている。当日はやや重馬場とのこと。

天皇賞・秋制覇が期待されたG1二勝牝馬リスグラシューは同馬主サートゥルナーリアとの競合を避けて、秋初戦を豪州ムーニーバレー競馬場で施行されるコックス・プレイト(2040m)に向けてきた。昨年まではウィンクスが4連覇したレースだが、今年は引退して混戦模様だ。例年、日本馬は秋の天皇賞へ向かうから好走例は少ないが、今年は他にもクルーガーが出走した。

そのクルーガー59kg(ペリー騎乗)だが、ゲート入りで暴れて、しばらく時間を取って再びゲート入り。他の馬はその間、ゲート内で待たされた。

レースはアイルランドのオブライエン厩舎のマジックワンド(ムーア騎乗)が逃げる展開。クルーガーは好位にいたんだけど、直線を前にしてズルズル下がる。

一方、道中後方に下げていたリスグラシュー57kg(レーン騎乗)は、三、四コーナー中間で好位にまで上がり、直線入口で先頭に立ったキャステルヴェキオ(豪4牡、ウィリアムズ騎乗)49.5kgとの併せ馬に持込み、残り100mで先頭に抜け出して優勝。二着はキャステルヴェキオ、マジックワンドは4着。クルーガーは13着惨敗。

時計は2分4秒21。オーストラリアの競馬は短距離志向が強くなり、中距離はかなり弱いらしい。直線が200mと短いこともあり府中向きでない、G1.5級の日本馬が来年以降も活躍することだろう。

 

コックス・プレイト (豪州ムーニーバレー左回り、国際G1) 2019 リスグラシュー 二週続けて日本馬が豪州G1制覇

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