テレビドラマ「ダーマとグレッグ」に出演していたジェナ・エルフマンの魅力爆発だ。
とくにスタイルが抜群である。
映画では、泣く場面もあるので、彼女はそのコメディエンヌとしての演技力を抑制している。
ブライアン(エドワード・ノートン)はカソリックの神父で、ジェイク(ベン・スティラー)はユダヤ教のラビである。
二人と幼なじみのアナ(ジェナ・エルフマン)は、バリバリのキャリアウーマンだ。
ブライアンに内緒で、アナとジェイクは付き合っていた。
はじめは遊びだったが、いつしかアナは真剣にジェイクを愛するようになる。
ジェイクは職業柄、ユダヤ人と結婚しなければならず、苦悩する。

この映画を見ていて、1945年アカデミー賞主要七部門を独占した作品「我が道を往く」を思い出す。
ビング・クロスビー扮するオマリーとリーゼ・スティーブンス扮するオペラ歌手ジェニー・リンデンが出会い、ジェニーはオマリーに恋心を抱くが、彼は仕事着に着替えて彼女の前に立った。
彼は神父だったのだ。
その時のジェニーのなんとも言えない顔が忘れられない。
もしかしたら、「僕らのアナバナナ」も監督のエドワード・ノートンが「我が道を往く」にモチーフを感じたのではないか?
原題”Keeping the faith” と”Going my way”, 語呂も似ている(笑)
馬鹿笑い出来るコメディではないが、恋愛映画としてもお薦めである。

出演
ベン・スティラー(Jake) いつも、主役女優にもてる役ばかり。ユダヤ人は性的に魅力的なのだろう。
エドワード・ノートン(Brian、監督) 初監督作品にこれを選んだぐらいだから、宗教問題に深い関心があるのだろう。
ジェンナ・エルフマン(Anna) 結婚後の姓を名乗っている。元々はアイルランド系らしい。そういえばトニー・バタラ(レターメンの創始者)の姪だそうだ。でもこの名字はインド系?
アン・バンクロフト(Ruth) ジェイクの母役。言わずもがな、ヘレン・ケラーのサリバン先生である。亭主メル・ブルックスはやはりユダヤ人。
イーライ・ウォラック(Rabbi Lewis) 上司のラビ。名前からしてユダヤ人だ。
ロン・リフキン(Larry Friedman) ユダヤ教信者の一人。この人もそうらしい。
ミロシュ・フォアマン(Father Havel) 先輩神父役。この人はカソリックのチェコ人。「カッコーの巣の上で」「アマデウス」でアカデミー監督賞を取っている。
ケン・ラング(Don) やり手のカラオケ機器営業マン。芸達者だと思う。覚えておこう。顔は筧利夫にそっくり。

僕たちのアナ・バナナ(2000)アメリカ

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僕たちのアナ・バナナ(2000)アメリカ” への0件のフィードバック

  1. 『僕たちのアナバナナ』

    ビデオレンタル
    『僕たちのアナバナナ』 ★★★
    『KEEPING THE FAITH』
    コピー 「幼なじみ—眠っていた恋が目を覚ます」
    これは、まさにその通りの内容。宗教と恋愛と友情を、観ている側が気軽に観れるよう話が進んでいくので、楽しめる。
    これは、出演者がみんな好きなので、前から観たかった。
    ちょっと堅くなりそうな宗教を絡ませた幼なじみとの恋愛模様を、とてもうまく、おもしろく、わかりやすく展開していてよかった。
    ベン・スティラーが出ている時点で気づけばよかったんだ…

  2. 僕たちのアナ・バナナ

    2000年 アメリカ
    【出演】
    エドワード・ノートン、ベン・スティラー、ジェナ・エルフマン
    【あらすじ】
    ニューヨークに住む幼なじみの大親友・ジェイクとブライアンは、大人になった今でも初恋の相手を忘れていなかった。その相手とは、小学6年生の時の同級生…

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