この映画は第二次世界大戦中の実話である。

フランス女性の強さに度肝を抜かれる。自由の女神のように革命で先頭に立って旗を振った女性が実際に存在したとしても驚かない。

ルイーズはレジスタンスの闘士、夫をドイツ軍に殺され、英国に逃亡する。ロンドンではルイーズの兄ピエールが特殊任務を与えられていた。連合軍のフランス上陸作戦の場所をノルマンディに決定したが、その決定に際して上陸に適した土地か調べるため地質学者を現地に派遣していた。彼は親衛隊から追われ負傷したがドイツ兵に化けて病院で治療を受けている。彼を救出することが第一の目的だ。ピエールはこんな大事に実戦経験のあるルイーズ、マリアの他にジャンヌ(殺人犯)、スージー、ガエルと女ばかりを選抜した。彼女らは落下傘降下し病院では女の武器を駆使して見事ドイツ軍から学者を救出することに成功。しかし親衛隊の将校ハインリッヒにかぎ回られていることに気づき、急遽パリの盲学校に本拠を移し将校暗殺を計画する。途中、列車で移動中ルイーズは妊娠していることに気づく。

デビュー作「ラ・ブーム」(1980)から30年以上たって、ソフィー・マルソーも円熟味を増してきた。それよりジェラール・ドパルデューの娘ジュリー・ドパルデューが老け役をしているのがショック。どう見てもソフィー・マルソーより年上にしか見えない。でも実際は1973年生まれの今年42歳に過ぎない。その他に美人女優マリー・ジランが出演。

監督 ジャン=ポール・サロメ
脚本 ジャン=ポール・サロメ  ローラン・ヴァショー
出演 ソフィー・マルソー、ジュリー・ドパルデュー、マリー・ジラン、デボラ・フランソワ、マヤ・サンサ、
モーリッツ・ブライブトロイ

レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち 2008 フランス

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