「夜を楽しく」のマイケル・ゴードンが監督し、キム・ノヴァク、ジェームズ・ガーナーが主演。共演はトニー・ランドール、パティ・ペイジら。

 

 

あらすじ

 
四人は一緒に遠距離通勤するサラリーマン、ジョージら三人は妻帯者でフレッドだけは離婚して母と同居している。
毎日早起きするのが辛いので、共同で都心にマンションを借りて、そこで愛人を共有しようと考えた。高級住宅街の事故物件を安く借りて、泊まりの若い家政婦の募集をかけると早速金髪美人キャシーから応募があった。彼らに内証にしているが、彼女は大学院生で修論のネタに浮気夫の生態のレポートを書いているのだ。
月曜から日替わりでジョージ、ダグ、ハワードと順番で彼女はデートする。しかしキャシーの方が彼らをリサーチ済みで、ジョージは話し相手が欲しいし、ダグは電気工事が趣味なのに家ではやらせてもらえない、ハワードに至っては妻のダイエットに合わせて栄養失調だった。彼らの不満を満たしてやると、喜んでその日のうちに帰っていった。ところが、独身のフレッドとはお互いに意識しすぎてツンツンしてしまう。第2週もジョージ、ダグ、ハワードについては同様。チャッカリそれぞれの妻にも聞き取り調査をする。
しかしフレッドの欲求はキャシーの愛だった。二人は喧嘩をしながら、いつの間にかベッドイン。フレッドは週末の地元野球大会に彼女を連れて行き、三人の前で本気で愛していると宣言する。ところがキャシーに三人が贈り物をした事から、妻たちに足が付き愛人部屋がバレてしまう。キャシーの元に三人の妻とフレッドの母が現れたので、キャシーは修論のためだったと告白する。フレッドはそれを聞いて拗ねるが、母を味方に付けたキャシーには敵わなかった。
 

 

雑感

 
艶笑喜劇。愛人部屋をシェアするというアイデアが良い。でも本気になる男が現れると、友情のバランスが崩れるというパターンだ。
キム・ノヴァクはピークを過ぎ始めた頃だ。ジェームズ・ガーナーはまだセクシーさが足りない頃。
それよりも大歌手のパティ・ペイジが妻の一人として出演している。同名異人と思ったが、どう見てもレコードジャケットのあの人だ。残念ながら演技力はイマイチだ。

 

スタッフ・キャスト

監督 マイケル・ゴードン
製作 マーティン・ランソホフ
原作 マーヴィン・ワース 、 アーン・サルタン
脚本 アイラ・ワラック
脚色 マリオン・ハーグローブ
撮影 アーサー・E・アーリング

配役
キャシー  キム・ノヴァク
フレッド   ジェームズ・ガーナー
ジョージ  トニー・ランドール
ダグ    ハワード・ダフ
ハワード  ハワード・モリス
ジョージの妻 ジャネット・ブレア
ハワードの妻 パティ・ペイジ
フレッドの母 ジェシー・ロイス・ランディス
プロコシュ教授 オスカー・ホモルカ
ダグの妻  アン・ジェフリーズ
社長の愛人    ジャ・ジャ・ガボール

プレイボーイ Boys’ Night Out 1962 MGM映画 キム・ノヴァク主演ラブ・コメディ

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