ジャン・マレーファントマ映画第二弾は、 科学者を誘拐して世界征服をしようとするファントマにファンドールらはローマで対決する。しかしエレーヌの弟が人質に取られてしまう。

今回は、ガジェット(仕込み道具)を作って、「007シリーズ」を強く意識している。

監督アンドレ・ユヌベルらスタッフとレギュラー俳優陣(ジャン・マレー、ミレーヌ・ドモンジョ、ルイ・ド・フュネス)は固定。

 

 

あらすじ

 

ファントマが消えて一年が経ち、ジューブ警部はレジオンドヌール勲章を授けられるが、その席上にファントマから祝電が届く。次にファントマは中央研究所からマルシャン教授を誘拐する。次に狙われるのはルフェーブル教授と考えたファンドールは、必ずファントマが教授を狙うと考えて、代わりに教授に変装してローマの学会へ乗り込む。しかしテレビで火星人はいると答えたため、ルフェーブル教授は怒ってしまい、ローマに乗り込んで来る。結局ファントマはローマで教授本人とエレーヌ姉弟を誘拐する。

ファンドールと警部は教授やエレーヌ姉弟を助けようとして、ファントマ一味の基地に侵入する。逆に捕まりあわやというところで、パリ警視庁の叡智を結集して開発した、警部の第三の手が炸裂した。さらに誘拐された教授らが開発させられたテレパシー銃を使って、一味を無力化するが、ファントマ自身は乗っていた車から翼が生えてジェット機になり、遠く飛び去る。

 

 

雑感

 

シリーズで最も人気がある作品だが、個人的には、ミレーヌ・ドモンジョの弱み(弟)を掴んだのだから、もっとファントマとのお色気シーンを作って欲しかった。

この話から、年齢的に衰えの見えるジャン・マレーの影が薄くなり、まるでクルーゾー警部の「ピンクパンサー」のように、コメディアンであるルイ・ド・フィネスが主人公っぽくなる。

 

スタッフ・キャスト

監督 アンドレ・ユヌベル
脚本 ジャン・アラン 、 ピエール・フーコー
台詞 ジャン・アラン
撮影 レイモン・ルモワーニュ
音楽 ミシェル・マーニュ

配役
ファンドール/ファントマ(二役) ジャン・マレー
エレーヌ   ミレーヌ・ドモンジョ
ジューブ  ルイ・ド・フュネス
ベルトラン ジャック・ディナン

ファントマ/電光石火 Fantômas se déchaîne 1965 フランス製作 東和配給 ジャン・マレー版ファントマ第2弾

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