政治的な傑作を撮り、赤狩りでハリウッドを追われたジュール・ダッシン監督が、「日曜はダメよ」から四年後に撮った娯楽盗賊映画。
当時はピンクパンサーのような、ヨーロッパ的なおしゃれクライムストーリーが流行っていた。
メリナ・メルクーリが、マクシミリアン・シェル、ロバート・モーリーと組んで、宝石を散りばめた王家の短刀を狙う。
しかしトルコ国家警察はメリナたちをテロリストとしてマークし、冴えない英国人ピーター・ユスチノフをスパイとして送り込む。
昔は吹き替えで見たのだろう。
字幕番だとメリナがしわがれ声で、あまり色気を感じなかった。
ロバート・モーリーが好演。

この二年後の1966年、監督はメリナと再婚する。
監督 ジュールス・ダッシン
脚本 モンヤ・ダニシェフスキー
原作 エリック・アンブラー
撮影 アンリ・アルカン
音楽 マノス・ハジダキス
出演
メリナ・メルクーリ
ピーター・ユスティノフ
マクシミリアン・シェル
ロバート・モーレイ

トプカピ 1964 UA

投稿ナビゲーション