1984年の映画「ターミネーター」から7年ぶりの第2弾。7年間にアーノルド・シュワルツネッガーのキャラクターが広がったおかげで実現した企画であり、まさに爆発的ヒットとなった。
ジェームズ・キャメロン監督・脚本作品、主演アーノルド・シュワルツネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロン、ロバート・パトリック
 

 

 

 

 

あらすじ

 
前作「ターミネーター」から10年後のロスでは、「審判の日」(1997年に核戦争が起きる)を回避するため、サラはサイバーダイン社爆破未遂事件を起こして、逮捕され警察病院に収監されていた。息子ジョンは叔母夫婦と暮らしていた。
今回は2029年から新型ターミネーターがジョン少年の前に送り込まれる。液体金属で作られた最新型T-1000は、未来の人類軍リーダー、ジョンを子供時代のうちに暗殺するプログラムが与えられている。あわやと思った瞬間、未来のジョンが幼い時代のジョンを守る為に、かつて母が倒したT-800を送り込んで、ジョン少年を助け出す。

ジョンの言うことを聞くようにプログラムされているT-800は、サラを助けに警察病院に向かう。しかし、T-1000は身体を自在に変形させたり、一度会った人間のコピーになるなど、恐ろしい能力を持って、襲って来る。

T-1000から逃れたサラたちは、スカイネット誕生に繋がるコンピュータ素子を開発する、サイバーダイン社の技術者マイルズ・ダイソンを暗殺しようと単独でダイソン邸に向かう。しかしジョンとT-800が引き留め、ダイソンを味方につけて会社へ侵入することに成功する。

そこで、保存されていた前作のターミネーターのCPUチップを破壊しようとする。しかしT-1000が現れ、ダイソンは殺され、サラたちは製鉄所に逃げ込む。

T-800は激闘の末、T-1000を溶鉱炉に落として溶かしてしまうことに成功する。T-800は自分にもチップは組み込まれていて、いずれ悪い奴らに利用されることを予想して、自ら溶鉱炉に沈んでいく。

 

 

雑感

 
学習機械が機械工学の常識になった時代の映画だ。次世代の機械は人間に対していかにフレンドリーにするか議論されていた。この映画は、機械であるT-800が学習して人間との交流を深めるのが、見ものである。と同時にT-1000は最新型だから、T-800より強いが、サラと協力することによりいかにT-1000の裏をかくかも見所だ。

 
T-800がサヨウナラの表現を、状況によりスペイン語「Hasta la vista, baby」で教えられるが、それをうまく使うシーンが楽しい。
 
ただし、名子役に残念なのはよくあることだが、エドワード・ファーロングが、その後不祥事を続けていることだ。

スタッフ・キャスト

 
監督 ジェームズ・キャメロン
製作 ジェームズ・キャメロン、B・J・ラック 、 ステファニー・オースティン
製作総指揮 ゲイル・アン・ハード 、 マリオ・カサール
脚本 ジェームズ・キャメロン 、 ウィリアム・ウィッシャー
撮影 アダム・グリーンベルグ
衣装デザイン マーリーン・スチュワート
音楽 ブラッド・フィーデル

 
配役
ターミネーター アーノルド・シュワルツェネッガー
サラ・コナー   リンダ・ハミルトン
ジョン・コナー エドワード・ファーロング
T-1000    ロバート・パトリック
ジベルマン博士 アール・ボーエン
ルイス ドン・スタントン
ルイス(T-1000) ダン・スタントン
マイルス・ダイソン ジョー・モートン
ジャネット・ヴォイト  ジェニット・ゴールドスタイン

 

ターミネーター2 Terminator 2: Judgement Day (1991) ジェームズ・キャメロン製作 トライスター・ピクチャーズ配給 東宝東和国内配給

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