小津安二郎作品だが、妙にリアリズム志向で小津らしくない作品。
監督 : 小津安二郎
製作 : 久保光三
脚本 : 斎藤良輔 / 小津安二郎
撮影 : 厚田雄春
配役:
佐野周二 (夫、雨宮修一)
田中絹代 (妻、雨宮時子)
三宅邦子 (井田秋子)
笠智衆(佐竹)
村田知英子 (織江)
時子は子供の治療代ほしさに一夜の誤りを犯す。
やがて夫の修一が復員してくるが、秘密がばれて夫婦仲はしっくり来ない。
修一は時子が働きに出たという店に行った。
女が来た。身の上話を聞いた。金だけおいて、女を抱かずに店を出た。
二日ぶりに家に戻った。
しかしまた夫婦喧嘩である。
修一ともみ合ううち時子は階段から落ちてしまう。
時子が階段をヘイヘイの体で上がっていったとき、修一はもうあのことは忘れようと言った。

これも進駐軍のプログラムピクチャーなのかな?
男女同権時代の映画だ。
田中絹代が珍しく色っぽく見えた。
いつもはいいおばさん役ばかりなのに。
佐野周二は木下作品(「お嬢さん乾杯」)と違い、小津作品では良い役には恵まれたことはない。
この映画でも、しじゅう機嫌の悪そうな顔ばかりしている。
また三宅邦子が田中絹代の友人を演じている。
いつもの兄嫁姿(小津作品では兄嫁になることが多い。)と違い、別人のようだった。
村田知英子が悪魔のように主人公をそそのかす役で登場する。

風の中の牝鶏 1948 松竹

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