あらすじ
かつては腕は確かだが女に弱いスパイとして活躍し、現在は写真家として活躍するマットの元へ久々にアメリカのスパイ組織ICEから出動命令が下る。相棒はかつての恋人ティナで、命令内容は中国の怪人トンツェの企む「死の灰作戦」を阻止することだ。これはアメリカの原爆実験を利用して死の灰をアメリカ南西部に降らせ、アメリカにソ連の犯行だと思わせて第三次世界大戦を引き起こすのが目的だ。
二人はニューメキシコへ飛び、ティナの部屋で一時楽しんだ後、歌手のサリータと磁気テープの交換をしにいった。しかしサリータはステージ上で射殺される。彼女の死体からテープを盗んだのは、観光客のゲイルだった。ゲイルは敵のスパイ・ガンサーと一緒にいたので真っ先に疑われる。
しかし本部の指令でサリータの遺言を聴いているゲイルを連れてマットは敵の本拠へ急ぐ。途中派手なカーチェイスがあり、夜のお色気シーン(泥レスだったが)もあった。翌日給油を済ませて出発しようとするとゲイルが逃げ出す。それを追って森に入ると銃声がして思わず身をかがめると、銃を突きつけられる。
ガンサーたちに捕らえられて、敵トンツェの基地に連れて来られる。そこで彼らを出迎えたのは二重スパイだったティナだった。ティナはマットに味方になるように懇願するが、彼は拒否し秘密兵器の小型爆弾で彼女を吹っ飛ばす。ゲイルもガンサーに殺されそうになるが、マットのリバース銃を使ったため、彼女を撃ったつもりで自分を撃ってしまった。ゲイルはマットと合流して、敵の科学者を倒す。最後はトンツェ自らが乗り込んで来て、マットはリバース銃でトドメを刺す。
次のシーンは何故かマットの屋敷に戻っていて、うるさい本部からの電話も出ず、ゲイルとの情事を楽しんでいる。
これぞB級映画だ。何しろ低予算(とは言え美術にそこそこはかかっている)だし、出てくるマットガールがとうが立ったおばさんばかりと来ている。
その中でも名ダンサーであるシド・チャリシーは十年前と比べても体の線を維持していた。吹き替えの歌はヴィッキー・カーが歌っている。
それと比べるとステラ・スティーブンスの三年での変わり方は激しかった。どうしてイタリア人のようにブラジャーで胸をアップさせないのか。いくら母親だからと言って女優なんだから、もう少しセルフケアを心がけて欲しかった。
主演のディーン・マーチンは顔がたるみっぱなしでだらしがないw。BGMに自分のスタンダードを使っていたが、どうせならアフレコであれ、同時に本人に歌って欲しかったな。その方がこの映画はもっとしまったと思う。
監督:フィル・カールソン
撮影:バーネット・ガフィ
音楽:エルマー・バーンスタイン
脚本:オスカー・ソウル
原作:ドナルド・ハミルトン
配役
マット: ディーン・マーティン
ゲイル:ステラ・スティーヴンス
ティナ: ダリア・ラヴィ
トンツェ: ヴィクター・ブオノ
ウィングマン: アーサー・オコンネル
ガンサー:ロバート・ウェバー
マクダノルド: ジェームズ・グレゴリー
サリータ: シド・チャリシー
続編から音楽は残念ながらロックンロール主体に変わる。そのかわり女優陣が若返る。第2弾「殺人部隊」をお楽しみに。
サイレンサー-沈黙部隊- (The Silencers) 1966 コロンビア配給 マット・ヘルム・シリーズ第1弾

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