昨日の大井競馬場メインレースは帝王賞で、不良馬場だった。
不良なら先行有利と考えられるのだが、何故か一番人気はノンコノユメで二番人気は14キロ増のサウンドトゥルー、三番人気はアスカノロマンと新旧交代の装い。ホッコータルマエも15キロ増のコパノリッキーも人気ではなかった。しかしノンコノユメは太め残りに見えて、かえってコパノリッキーが無駄肉なく見えた。
レースはクリソライトが二の足を伸ばしてハナを奪い、アスカノロマンが二番手、三番手に掛かりながらコパノリッキーが続いた。ホッコータルマエとノンコノユメはコパノリッキーをマークしているようだ。
しかし三角でアスカロマンが捕まり、右手前のまま一気にコパノリッキーが強引に飛び出した。よほど状態に自信があるのだろう。ホッコータルマエも二番手に追いすがるが、差は開く一方。逆にホッコータルマエがノンコノユメに捕まり、サウンドトゥルーにも差されてしまう。
結果、一着はコパノリッキーが2分3秒5のタイムで優勝。2着は3馬身半離されてノンコノユメ、3着はさらに5馬身離されたサウンドトゥルーだった。ドバイ帰りのホッコータルマエは4着に沈んだ。
コパノリッキーはG1-7勝目。暮れから調子を落としていたが毎年この季節は調子が上がってくる。とくに今年は馬体を増やして調整したようだ。大井2000mも不良馬場に限ればG1連勝である。
帝王賞 2016 コパノリッキー