鳴尾記念は少頭数だし馬券は控えたいところだが、意外にオッズが動くかも知れない。
カレンミロティックが単勝一番人気だが、道悪が嫌われ、連勝馬券にはそれほどお金が入ってない。
ただし、午前中関西は小雨程度で、良馬場。
もし関東で雨が続き関西で天気が保つようなら、オッズが乱れそうな内枠カレンミロティックからの馬連総流しが狙い目。

キズナが勝った前走大阪杯では逃げたがトウカイパラダイスやビートブラックに競り込まれて4着に敗れた。
思い出すのはトウカイテイオーの勝った大阪杯。
イクノディクタスが逃げ馬不在のため、柄にもなく逃げてゴールデンアワーに競り潰された。
しかしその後のこの時期の中距離重賞である金鯱賞を一番人気で勝っている。
セン牝の違いはあれどニューハーフ、カレンミロティックにはそういうにおいを感じる。
鉄砲は走らないが1枠トーセンジョーダンがどういう走りを見せるかがカレンに大きく影響しそう。
競り合うようだと厳しい。
もう一頭、怖いのがアドマイヤタイシ、前走二桁着順で今回は穴馬になる。

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(1999/12)
月本 洋

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雨は早く止み次第に温度が上がってきたんだけど、カレンミロティックは下を気にしている風だったので切ることにした。
そこで素直に叩き二走目で馬体を絞ったアドマイヤタイシを軸にして人気に流せばいい良いものを、アドマイヤの単勝と展開的に有利なトウカイパラダイス、パドックでよく見せたトーセンジョーダンの馬連ボックス、三連複を買ってしまった。
しかしレースはカレンミロティックが逃げるのを嫌がり、トウカイパラダイスとトゥザグローリーが押し出される形。
ペースはやや遅めで決め手勝負となる。
上がりの競馬になるとトウカイは苦手、後方待機していた戸崎エアソミュールがまくりきって優勝。
二着はいつも通り好位を選択した岩田のアドマイヤタイシがエアソミュールと競り合って惜敗。
三着に後方だが外ではなく内を割いた夏男フラガラッハが突っ込んできた。カレンミロティックは早い上がりに欠け好位流れ込みの四着止まり。五着は近走2桁着順を続けていたシゲルササグリが好位侭。
今回は買い方のミスである。
久々を叩いてやる気になっている高齢馬は人気薄のないうちに買うべきだ。
馬連総流しをやっても上位の人気が割れているため、3500円もつくのだ。
一方トウカイパラダイスは緩んだペースで上がりの競馬になると苦しい。
カレンミロティックを切るのであればトウカイパラダイスも切れたはずだ。
また前半のレースで前残りは多かったがメインは外々を回った江アソミュールが勝ちきったように内が有利であったわけではない。
ディープインパクトやサンデー系産駒があまり勝てず、チチカステナンゴが連勝するような特殊な馬場ではトニービンやヨーロッパ系種牡馬の馬を狙うべきだった。
オークス、ダービーの二冠に輝いたハーツクライ産駒も過信は禁物である。
今日の教訓:
上位に確実に来る三頭が頭に浮かんだときは間違えている。
ハイとスローと両方のペースを常に考えよ。
逃げ先行馬以外の単勝は買わない。

鳴尾記念

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