まさかの先行策で横山ワンアンドオンリー(橋口厩舎)が見事第81代ダービー馬となった。
エキマエが大逃げを打って今や絶滅しかけているテレビ馬になったことも意外だった。
ペースは上がってしまい、1000m59秒台のややハイペース。
そして3コーナー過ぎに故障発生で番手に付いていたトーセンスターダムが先頭に押し出される流れ。
イスラボニータも好位で待機していたが早めに動かざるをえない結果となった。
その後ろのインに付けていたのがワンアンドオンリーで直線に入ると外に持ち出して先頭に立ったイスラボニータに並びかける。
叩き合いはG前まで続いたが、最後に勝利の女神がほほえんだのは、蛯名正義イスラボニータではなく、定年間近の橋口調教師だった。
三着にはワンアンドオンリーの背後に付け直線で内を進んで勝負に出た松岡マイネルフロストだった。
4着はこれも好位付けしたタガノグランパ、5着は内には入れず外を回らされたトゥザワールド。
そのあとにショウナンラグーン、アドマイヤデウス、ベルキャニオンが僅差で続く。
結局、外枠から来たのはやはりイスラボニータだけ。
あとは内枠オンパレードだった。
今年は馬場状態にトラックバイアスがあったと言われても仕方ない。
しかしワンアンドオンリーはああいう競馬が出来るとは。
父ハーツクライの有馬記念を彷彿とさせたが、あれは4歳の暮れのこと。
ハーツクライも母父に短距離馬スピニングワールドやタイキシャトルを持ってくると成長速度が促進されるらしい。
キズナのように3歳秋には凱旋門賞へ行くかな。
ハーツクライ産駒はオークスに続き、ダービーも初制覇。
今年は当たり年だ。
生産者ノースヒルズが昨年のダービー馬キズナに続きダービー二連覇を上げ、馬主前田幸治はダービー初制覇だが昨年の前田晋二とともに弟兄制覇となった。
ちなみに前田幸治氏は大阪の高速道路保守企業アイテックの社主。

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それで馬券の方だが、皐月賞の上位二頭は瞬発力では見劣るがスピードでは上位。
したがって瞬発力勝負にならない今の内枠有利な馬場では3枠に入ったトゥザワールドがイスラボニータより有利と考え、
1トゥザワールド、2イスラボニータ、3ワンアンドオンリーの三連単と、トゥザワールド、イスラボニータ二頭固定の総流し三連複馬券で勝負して、惨敗だった。
トゥザワールドは皐月賞で少しかかったが、今回はそれを恐れて控えた。
しかし内に はいれなかったのが痛かった。
川田も先週のハープスターと言い、今回の府中開催は全然いいところがない。

ダービー 2014 ワンアンドオンリー

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