監督脚本 リチャード・ブルックス
原作 テネシー・ウィリアムズ
出演
ポール・ニューマン
パール・アイブス
エリザベス・テイラー
マドレーヌ・シャーウッド
ジャック・カーソン
テネシー・ウィリアムズにしてはラストがハッピーエンド。
原作ではブリックの同性愛が匂わされていたが、映画ではその部分はカット。
ブリックは南部の大金持ちの次男坊でフットボールの元スター選手。
しかし引退後、なにをやってもうまくいかず、酒浸りになり、妻のマギーに当たり散らして触れもしない。
先日も酔ってハードルを跳んで足の骨を折る。
一方、父のビッグダディは病で倒れ、長男のグーパーは医者から余命幾ばくもないと宣告される。
グーパーの妻メイは早速、遺産を独り占めしようと目論んで、夫をたきつける。
父の帰宅の日、無事を祝う振りをして、母に財産を譲るように説得にかかる。

長男の嫁メイ役のマドレーヌ・シャーウッドの鬼嫁ぶりがすごい。
富士真奈美も真っ青だ。表情からして毒々しい。
エリザベス・テイラーは彼女の演技に救われただろう。
エリザベス・テイラーは演技派だから、たしかに欲求不満がたまっているような感じが出ていた。
ただ、シャーウッドのすごい顔の前に目立たなかったが、若い頃の美しさも色あせてきた。
まだ26歳だったが、プロデューサー・マイケル・トッドと三度目の結婚をして引退して来日したりしていたが、夫が急死してすぐ復帰したのがこの作品。
美しくいてくださいという方が難しいだろう。

また、この頃から豊満になりはじめたようだ。
エキゾチックな顔立ちの人は年を取っても太りにくいのだが。
酒の飲み過ぎかな。

熱いトタン屋根の猫 1958 MGM

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