監督・脚本 山田洋次
出演:
吉永小百合
浅野忠信
檀れい
志田未来
戸田恵子
坂東三津五郎
解説によると
黒澤明監督のスクリプターとして活躍した野上照代が執筆した自叙伝「父へのレクイエム」の映画化。
これまで山田監督が常々描いてきた「家族」というテーマの集大成といえる作品に仕上がっている。
日本が戦争に向かって突き進んでいた暗い時代を背景に、主人公はどんな困難を目の前にしても、
常に娘たちに精一杯の愛情を注ぐ母である。
とあるが、その二年後「おとうと」を撮っているから、家族映画がこれで終わったわけではない。
だいたい、松竹から家族劇を撮ったら何が残る。
作品では、妻である吉永中心に撮ったので、父親(板東三津五郎)の偏屈ぶりがうまく描けていなかったと思う。
原作の持ち味を生かしたためだろうが、見ていて気分が悪かった。
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