日本軍が日中戦争で行った非道を明らかにするドキュメンタリー映画。
 

 

 

あらすじ

 
略奪、集団処刑、強姦は司令官は見て見ぬ振り。下級将校や下士官のレベルで普通に小隊レベルで行われていたことだった。
それをごく当たり前のように語る元兵士たちを見て、異様なものを感じる。
戦後帰国した後、中国のスパイ扱いされて再就職に困ったそうだ。
 

 

雑感

 
中国での戦犯裁判を受けたが、寛大な処置で間もなく許された元兵士たちの証言を集めている。彼らは中国に洗脳されている。そうでなければ、恥の文化を持つ日本人が笑って自分の恥部を晒すと思えない。しかし、嘘をついていると思えない。毎日反省文を書かされたそうで、正直に全てを語るように洗脳は機能していると思われる。二、三人は帰朝後、反中国に転んだ人もいるそうだが、少数派だ。

ただ、これだけ観ると、皆やっていたと思うが、潔癖な将校もいたんだから、部隊ごとに事情は異なる。
 
八路軍は、ベトナムのゲリラ同様に農民の中に潜んで諜報、テロ活動を行ったから、日本軍も仕方なく農民を全員処刑した。そのことで中国は卑怯だという、未だに侍気分の人がいるが、日本が国内に攻め込まれたら同様のことをしないつもりか。私が司令官の立場なら、ゲリラ活動を推奨する。現代の戦争は、すでにゲリラとテロリズムの戦いなのだ。時代に順応しなければいけない。

スタッフ・キャスト

 
監督・脚本 松井稔
製作・撮影 小栗謙一
ナレーション 久野綾希子

 
出演
支那派遣軍北支那方面軍第12軍第59師団から5名
支那派遣軍第11軍第39師団から4名
支那派遣軍第1軍から2名
関東軍憲兵隊、関東軍731部隊、関東軍第9独立守備隊から1名ずつ

日本鬼子(リーベンクイズ)日中15年戦争・元皇軍兵士の告白 2000 「日本鬼子」製作委員会

投稿ナビゲーション