「予告殺人」に続いて、”Body in the Library”吹き替え版(ミス・マープル=京田尚子)を楽しむ。
これがジョーン・ヒクソンのBBCドラマ第一弾である。
吹き替え版になっても、ドラマの冗長さは変わらない。
本来は中編程度の話なのだが、原作者が無理矢理引っ張っているから、150分ドラマも長く感ずる。
ゴシントン・ホール→マジェスティック・ホテル→ロンドン→ゴシントン・ホール
と移動する。
ミス・マープルのマジェスティック・ホテルの滞在が無意味に長い。
この程度の謎ぐらい、まだ若かったのだからミス・マープルにもう少し早く解決してもらいたい(笑)
イギリスの製作者は原作の弱みを知っているのだから、適当にはしょるべきではなかったか?
その反省に立ってか、102分ものの「動く指」を挟んで「予告殺人」(150分、ともに1985年製作)ののち、ミス・マープルシリーズの放送時間は、100分~110分に短縮された。
書斎の死体(吹き替え版) BBC 1984