iPhone用のWestone W60 の低音過剰が耳につき始めたので、評判の米ALO AUDIO SXC 24 リケーブルを買った。素材は音の立ち上がりにおける素性の良さを活かして,なおかつ力強さを出すため、銀メッキ銅線を使っている。
中古だったのでエイジングはすぐ終わった。
早速その夜聞いてみる。まずiPhone の中心となる音源である Apple Music がWAVと比べてもあまり気にならない。高音はApple Musicだとかなりあっさり引っ込んでいる。低音は非常にタイトな音が出る。その代わり余韻が響かない。中音はWestoneの持ち味を残している。完全にポップス向けリケーブルだ。JPOPやアニソンも聞けなくはないが、やや中域が濃くなる。クラシックの音場空間だと、いまだ聞いたことがないほど広いのだが、低音の締まりが良すぎて響きが弱いため、違和感を感ずる。昔、オンキヨーの2ウェイスピーカーで聞いた音と比べると良い。あの音をワイドレンジかつ空間を広くしたものをイヤホンに詰め込んだらこんな音になるだろう。3ウェイだと ONKYO MONITER2000 の音は少ししか聞かなかったが、もしあれをフルに使いこなして鳴らしたとしてもW60+ALOの音には敵わなかったと思う。(イヤホンとスピーカーの比較なんて意味のないことかも知れないが)
AK240でこのW60+ALO SXC24の組み合わせで聞いてみると、96kHz/24bitでもシンバルの散乱する音の余韻がある。低音は同様に締まりが良すぎるくらいだ。
リケーブル第2弾:ALO AUDIO SXC 24