コリン・デクスターの傑作学校ミステリだ。
1976年の原作で、1988年にドラマ化された。
女学校から生徒が失踪した。
モース主任警部は、彼女が殺されていると直観する。
しかし生徒から、無事を知らせる手紙が届く。
それでもモースは死亡説を頑固に主張する。
例によってモースが引っかき回して、ことを大きくしてしまう。
本質的には学校の権力争いであって、モースは無関係というオチだが、やっぱり後味は悪い。
これが現代イギリス推理小説なのだ。
スザンヌ・バーティシュが美人の教頭役を演じている。
これからというところで、故殺される役だ。
モース主任警部も彼女には色目を使っていたから、残念そうだった。
エリザベス・ハーリーが失踪した娘の友人役で出てくる。
学生の頃は、芋姉ちゃんだった。
これが、あの「オースティン・パワーズ」ナイスバディーのバネッサ・ケンジントン役にまで成長するとは信じられない。
今や立派なセレブである。
女性は若い頃ぱっとしなくても、手をかければ、美しく育つものだ。
(ヒュー・グラントが憎らしい。)
出演
ジョン・ソウ (Chief Inspector) Endeavour Morse
ケビン・ホエイトリー Detective Sergeant Robert Lewis
ジェイムス・グウト (Chief Superintendant Strange) ストレンジ警視正
ピーター・ウッドソープ Max (pathologist) 検死官
Peter McEnery [ Donald Phillipson 校長]
Fiona Mollison [ Sheila Phillipson その美人妻]
Suzanne Bertish [ Cheryl Baines 美人教頭]
Glyn Houston [ George Craven 失踪者の義父]
Frances Tomelty [ Grace Craven 失踪者の母]
エリザベス・ハーリー [ Julia Rawsley 失踪者の友人]
http://www.morsemania.co.uk/episodes/series_2/last_seen_wearing.htm

モース主任警部:ギドリントンから消えた娘 コリン・デクスター ミステリチャンネル

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