眉村卓原作のジュブナイル小説の映画化。
NHKで1977年にすでに「未来からの挑戦」という題名でドラマ化された。
由香はある日自分が超能力を持っていることを自覚した。
子供が車にひかれそうなのを念じただけで防ぎ、幼なじみが剣道の試合であわやという瞬間も念じたおかげで逆転勝ちをおさめたのだ。
しかし高校では異変が起きていた。
京極率いる英光塾の生徒が生徒会の実権を握り、反対派を実力で押さえ始めたのだ。
京極は由香にも近づいてくる。
かなり痛い作品。
薬師丸ひろ子主演だからこそ少しヒットしたが、改めて見ると角川映画はどこかネジが狂っている。
薬師丸ひろ子も当時ヒット映画に立て続けに出演していたから、この作品には疑問を抱いたはず。
原田知世主演「時をかける少女」でもあったが、大林監督はCM監督出身の割にCGに対して理解していておらず、おかしなCGの使い方をする。
角川作品と大林監督は薬師丸ひろ子や峰岸徹にとって隠したい黒歴史だったかも知れない。
監督 大林宣彦
脚本 葉村彰子
原作 眉村卓
製作 角川春樹
撮影 阪本善尚
音楽 松任谷正隆
主題曲/主題歌 松任谷由実
出演
薬師丸ひろ子 (三田村由香)
高柳良一 (関耕児)
長谷川真砂美 (高見沢みちる)
手塚眞
高橋克典
三浦浩一
大石悟郎
岡田裕介
眉村卓 (校長)
峰岸徹
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