書き下ろし作品だ。
高校のリーダー程度で読みやすかった。
語彙は必要としないが、イディオムは頭をひねるものが多かった。
Hなシーンは若干あったのだが、Just kissing didn’t seemed to be enough. You can imagine the rest. ということだ。欲求不満が大きかった(^^;)

 

ビオラ奏者のデレクと妻のトランペット奏者マルゴシアは、倦怠期を迎えていた。
とうとう妻は、新しいトランペットを持って家出してしまう。行き先は、チボールからのメールにあったリオデジャネイロらしい。
デレクは何故か警察の質問を受ける。心配になり、いても立ってもいられず、弦楽四重奏団のメンバーに別れを告げ、リオに飛ぶ。
そこからポーランドイギリスを股に掛けた国際スパイの暗躍がはじまり、男と女の関係は悲しい結末を迎える。

 

タイトルは、作曲家クラークが18世紀初めに作ったトランペットの名曲である。
そのクラークは恋に破れて自らの命を絶った。
ライブドアから再掲示。

“Trumpet Voluntary” by Jeremy Harmer, Cambridge University Press level 6

投稿ナビゲーション