少年漫画誌に連載された竹宮惠子先生のSF大作をアニメ映画化したもの。

地球が汚染されたので他の星に移住して、コンピューターによる管理社会を作って二度と同じ過ちを繰り返さないと誓った。
しかし成人する超能力者を何故か次々と排除した。
それでも生き延びた超能力者はミューと呼ばれ、宇宙の片隅でひっそり生きていた。

ミューの長ソルジャーブルーは自分の寿命が尽きようとしたとき、後継者を人類の中に見つけ出した。
後継者ジョミー・マーキスは自分が超能力者だと信じられず最初は反発した。
やがて運命を受け入れ、ナスカの星に安住の地を見いだした。

一方、人類側もコンピューター・グランドマザーがキース・アニアンを幹部として抜擢し、ミュー討伐に乗り出す。
ジョミーの隠蔽工作もむなしく、キースはナスカを発見し、攻撃する。
妻を殺されたジョミーは怒りをたぎらせ、地球へ侵攻すると宣言した。



原作者がこれは別作品というように、原作を改変している。
元々が大河ドラマだけに2時間枠におさめるのが無理なことは承知しているが、少し残念な出来だった。

恩地監督は実写映画やドラマの人である。
宮崎駿監督のような作画上の冒険がなかった。
でも俳優を多数声優として起用するのは、恩地監督も宮崎監督も共通している。

コンピューターが何故超能力者を生まれた時点で排除しなかったのかはずっと謎だったが、ラストシーンで明らかにされている。

監督 恩地日出夫 
演出 笠井由勝 
脚本 恩地日出夫 塩田千種 
原作 竹宮恵子 
作画監督 須田正己 
主題歌  ダ・カーポ

<声の出演>
井上純一(懐かしい!)
沖雅也(3年後亡くなった)
志垣太郎
秋吉久美子
薬師丸ひろ子
古谷徹
神谷明
岸田今日子
小山茉美

 

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地球へ・・・ 1980 東映

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