アイデアが凄いし、韓国人を主役に起用するのも凄い。
日本人だとどうしても生々しさが感じられるので、人形に感じられない。
ファミレスのダメ店員秀雄のストレス解消法はダッチワイフとの会話。
しかしダッチワイフはある朝自分の体が人間のように動くことに気づく。
持ってはいけないと言われる心を持ってしまったのだ。
やがて服を着こなして外出するダッチワイフ。
一軒のレンタルビデオ店を見つけ、そこでアルバイトすることになった。
最後の終わり方をどうするかと思ったが、刃傷沙汰で終わった。
要するに無理心中だ。
日本的な終わり方だった。
しかし全体的に優秀な作品だ。
空気のような存在に過ぎない我々、しかしそんな我々も何かを感じて生きている。
監督 是枝裕和
原作 業田良家
撮影監督 李屏賓
美術監督 種田陽平
出演
ペ・ドゥナ (空気人形)
井浦新 (レンタルビデオ屋店員・純一)
板尾創路 (ファミレス従業員・秀雄)
高橋昌也
余貴美子 (受付嬢・佳子)
岩松了 (スケベな店長・鮫洲)
柄本佑
星野真里
寺島進
オダギリジョー (人形師)
富司純子
Related posts:
空気人形 2009 アスミックエース