アイドルの歌唱で、もっとも疾走感に溢れた作品だ。
(二番目は、麻丘めぐみ「森を駈ける恋人たち」だ。作曲は筒美京平。)
彼女は、愛原洋子という芸名で、演歌っぽい「わたしの心ながさき」でデビュー。
74年に牧美智子と改名した。
75年に朝日放送「二人の事件簿」(午後10時台の放送)に、美杉婦警としてレギュラー出演。
主題歌「街のともしび」(歌謡曲風)を歌う。
76年には同じ朝日放送「新・二人の事件簿」(放送時間が午後8時台に移ったおかげで、番組自体は面白くない。)に、やはり美杉婦警としてレギュラー出演。
その主題歌「暁に駆ける」が、ヒットした。
作詞 千家和也 作曲 菊池俊輔 編曲 馬飼野康二
タイトルロールで、疾走するパトカーから見える都会の映像を垂れ流していた。
そのシーンに、このテーマが妙にマッチしていた。
最後の唐突な終り方も、菊池俊輔流だった。
巡り合って 別れてゆく
あ・い・するもの同士
まもなく空に 日が昇る♬
エンディングテーマは、やはり牧美智子が歌う「星空のスキャット」
写真写りが悪い彼女だが、テレビで見ると、一輪挿しのように可愛らしい。
そんな彼女も77年には「わたしのギャラリー」という、モーツァルト交響曲第40番に似た作品でミソをつけて、消えてしまった。
たしかホリプロの所属だったと思う。
だから出演番組に百恵ちゃんや和田アキコ、片平なぎさらがゲスト出演していたのだろう。
収録アルバムは、これ。
「星空のスキャット」はないが、「街のともしび」は入っている。
ポリースマーンで有名な『大捜査線』主題歌「君は人のために死ねるか / 杉良太郎」も所収。
刑事魂 ~ TV刑事ドラマソング・べスト
マサヤンさん、コメントありがとうございます。
(懐音堂から転載)

牧美智子 暁に駆ける 1976

投稿ナビゲーション


牧美智子 暁に駆ける 1976” への7件のフィードバック

  1. 『暁に駆ける』最高ですね。
    当時は私 小学4年くらいで、歌謡曲に目覚めた頃でもありました。
    牧美智子さんの曲もっと聞きたい〜!!彼女のベスト(CD)いつの日か発売されることを期待したいですね☆

  2. コメント有り難うございます。
    実物はきれいだったのに、ジャケット写真はたいしたことない牧美智子さんでした。
    最近、70-80年代アイドルが再評価されていますから、ベスト盤は出てくるかも知れません。
    期待して待ちましょう。

  3. コメント有り難うございます。
    実物はきれいだったのに、ジャケット写真はたいしたことない牧美智子さんでした。
    最近、70-80年代アイドルが再評価されていますから、ベスト盤は出てくるかも知れません。
    期待して待ちましょう。

  4. 30年前からのファンで、以前から レコードLP ひざまくら/くちづけの秋を
    CDにしたかった。そして ようやく 2008年12月31日に完成しました。
    とてもうれしいです。LPとCDは私の宝物になりました。
    今度は、朝倉理恵の 誰のために愛するか を CD  に するつもりです。

  5. akahireサン、ようこそいらっしゃいました。
    ひざまくら、いいですね。
    私は数えてみたら、六つばかりmp3を持っていました。
    ただ、歌番組で歌っている映像がないんですね。
    ドラマのシーンはあるんですが。

  6. akahireサン、ようこそいらっしゃいました。
    ひざまくら、いいですね。
    私は数えてみたら、六つばかりmp3を持っていました。
    ただ、歌番組で歌っている映像がないんですね。
    ドラマのシーンはあるんですが。

  7. はじめまして!
    歌がやっとわかった~><
    「まもなく空に 日が昇る♬」の所とか部分的に覚えてる曲だったので全然見つからなかったんです~!
    映像も最後にセスナが飛んでるところだけ覚えてる状態^^;
    本放送見てたから何年ぶり?w 長年の謎が1個消えました^^
    有難う御座います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です