パーカッショニスト・ウィリーナガサキがリーダーをつとめる、ラテン曲集。
こう言うバンドでは、まず「熱帯ジャズ楽団」が思い出されるが、あれほどビッグバンド臭くない。
最初の数曲は大人しいルンバ等を集めて、大人のリスナーも納得の選曲だ。
中村とうようプロデューサーの趣味が込められている。
上がりの三曲はマチート楽団の「マンボイン」とオリジナル・ラテンロックの「ディアブロ」で盛り上げるだけ盛り上げて、最後はレゲエっぽくないレゲエ曲「フリーダム・モーニング」で見事におさめている。
パーカッションをメインに据えたラテンなので、立上りに強いSACDには持って来いだ。
またインパルス応答が抜群の富士通テンEclipse 307ーPM1にも持って来いのアルバムだ。
おかげで十分楽しめた。
ラテンだけど、キンキンするところもない。
最後のレゲエでフルートががんがん来たが、これも聴いていて苦にならなかった。

海上の道

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海上の道 ウィリー・ナガサキ ソニー SACD 5.1ch

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