今年の競馬はさんざんだった。
トリガミの多かったこと。
有馬記念までそうなってしまった。
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ウィンバリアシオンの安定性を買い軸馬に指名。
長期休養明けを一回叩き、二走ボケの可能性があるというので四番人気に下がった。
でも屈腱炎だから、出てくるレースは常にメイチのはず。
二年前ダービー、菊花賞で二着に敗れたオルフェーブルに最後に一矢を報いて、3着にダノンバラードが粘ると思ったのだが。

レースはルルーシュが逃げて、カレンミロティックが絡む流れ。
思ったより速く流れて、100m経過地点から1100m経過地点まで60.2秒。
オルフェーヴルは好スタートも後ろに下げて後方から追走。
ライアン・ムーア騎手のゴールドシップは早めに動いてオルフェより前に行き中団の後方に位置し、岩田のウィンバリアシオンはその内埒沿いを伴走する。
三角でルルーシュは馬群に飲まれて、カレンミロティックが先頭に立つも、オルフェーヴルがまくりを開始。
ウィンバリアシオンは一瞬ためを入れて、外に出して追い込みに賭ける。
ゴールドシップは外から上がっていくオルフェとウィンについていけず、後れを取ってしまう。
四角ではオルフェが完全に先頭に立ち、直線も突き放す一方で優勝。
勝ち時計2分32秒3。(同日行われたグッドラックハンデの勝ち時計は2分37秒7)
実に8馬身差の勝利だった。
追い込んだウィンバリアシオンは二着確保がやっと。
ゴールドシップは一旦交わされてダメかと思ったところから、踏ん張り何とか三着に食い込んだ。
中団から粘って掲示板に載ったのは5着のタマモベストプレイだけという追い込み競馬だった。
先行したカレンミロティックは6着に粘ったので、来年もうひとつ大きなところを勝てそうだ。

ステイゴールド産駒が1着3着なのだから、彼らに適した力のかかる良馬場だったと言える。
間に割り込んだのがハーツクライ産駒。4着がマンハッタンカフェ産駒。ともに馬格のあるサンデー系だ。
ディープインパクト産駒のダノンバラードは好位のインにいながら、一気に外から来られてブービーに終わった。
持っているのはオルフェとウィンの馬連馬券だけ、馬単も三連複もやられてしまいトリガミだった。
だから言うのではないが、オルフェのこの走りを何故、凱旋門賞でできなかったのか?
池添を乗せていれば、出走した二年のうち一年は勝てたのではないか?!
いや、三歳の時にも出走していれば軽ハンデを利して勝っていただろう。
日本三冠馬になったおかげで世界最強馬の称号を捨てたのかもしれない。

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