石坂洋次郎の「青い山脈」に続く第2弾的作品。
最初は新東宝で1950年に映画化された。
これは二回目の映画化で、1960年版。
日劇ウエスタンカーニバルのロカビリー軍団が愚連隊の役で出演している。
バンカラ旧制中学で下級生に対するいじめが横行する。
はじめは言いなりだった下級生も一致団結して、戦いを挑む。
学校に抗議する生徒の姉と、その間に挟まって悩む教師は次第に理解し合い近づいていく。
白川由美がCMガール上がりでプロポーション抜群(今で言えば夏目雅子級か)なのは有名だが、
幼い星由里子とのギャップが面白かった。
前も司葉子との共演映画で感じたが、全く色気がない。
今の子供なら十分色気を感じる世代なのだが。
原作:石坂洋次郎
監督:須川栄三
脚本:井手俊郎
音楽:服部良一
撮影:小泉福造
出演:
宝田明(教師)
白川由美(生徒の姉で自立女性)
夏木陽介(教師の友人)
柳川慶子(生徒の姉の教え子)
久保賢(山内賢)
草笛光子
山下敬二郎(愚連隊)
星由里子(大家の娘役、久保賢の恋人でもある)
藤木悠
坂本九(愚連隊)
石川進(愚連隊)

山のかなたに 1960 東宝

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