昭和40年代の交通事故における命の軽さを思い知らされる映画だった。
それを割り引いても、音楽が美しく、もの悲しいシナリオだった。
あらすじ
商社マンの運転した社用車のタイヤが急にパンクし、通産省のキャリアをはねて、死なせてしまう。
官僚の妻は流産して婚家から追い出されて、実家の十和田に帰る。
一方、商社マンは無罪になったが、監督官庁の役人を死なせた罪は重く青森支店に左遷されていた。
そして二人は再会する。はじめは過去の苦い思い出を引きずっていたが、次第に打ち解けて・・・
交通事故の加害者を好きになってしまう女性心理がよく分からない。(カラー作品)
監督 成瀬巳喜男 (遺作)
脚本 山田信夫
音楽 武満徹
出演:
司葉子
加山雄三
森光子
草笛光子
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