2001/12/20  The Lady Eve
監督:プレストン・スタージェス(「サリバンの旅」)
出演:バーバラ・スタンウィックヘンリー・フォンダチャールズ・コバーン、ユージーン・パレット、ウィリアム・デマレスト
スクリューボールコメディの傑作。
ビール会社の御曹司と詐欺師の娘が出会う。
何だかんだと、いろいろあって最後はハッピーエンド。
チャールズ(Hフォンダ)は南米からの船旅で、ジーン(Bスタンウィック)と出会う。
瞬く間に恋に落ちる二人。
しかしジーンが詐欺師の娘であることを知ったとき、世間知らずのチャールズはジーンに別れを告げる。
プライドを傷つけられたジーンは、英国貴族イブに化けて彼の前に現れる。
すっかり騙されてしまったチャールズは再びイブに求婚する。
新婚初夜の寝台列車、興奮を隠しきれないチャールズに向かって、イブは次から次へと男性遍歴を告白する。
すっかり機嫌を悪くしたチャールズは、列車から飛び出してしまう。
この後、三段落ちがあるのだが、それは見てのお楽しみ。

あのヘンリー・フォンダが、ドリフ大爆笑並のドタバタコメディーで、体を張って笑いを取っているのは見物だ。
次から次へと、重たい物が頭の上に落ちてくる。
バーバラ・スタンウィックは映画「私は殺される」に主演した頃、もうおばさんだったが、
この作品の頃は、ちょうどピークのときか。
正直言って、好きなタイプではない。
でも、この映画に限っては、お話が進むにつれて、女の意地と愛情の板挟みになる姿が、とても可愛く見える。
脇役もくせ者だらけで、抱腹絶倒である。
スタージェス監督の最高傑作の一つと言って良いだろう。

レディ・イヴ 1941 パラマウント

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