今野緒雪原作のライトノベル『マリア様がみてる』シリーズ全39巻から選んでアニメ化している。
女子高特有の先輩後輩のお話で、エス(学内での姉妹契約)の世界を描く。
最近の百合アニメと違って、昭和の女学校をモデルにしていて、危ないシーンがほとんどなく、見飽きない。
 

あらすじ

物語は、祐巳の憧れである紅薔薇のつぼみこと2年生の小笠原祥子に呼び止められタイを直されたことから始まる。気まぐれで祥子は自分の妹に祐巳を指名するが、祐巳は戸惑い、一度は断ってしまう。
事は文化祭のシンデレラ役を祥子が押しつけられたことで、祥子が妹を持たないことを他の派閥から批判されたのだ。天然ボケの祐巳は祥子に将来飽きられることを恐れて断るが、祥子がシンデレラ役を演じるのを嫌がるのは理由があったのだ。そのことを通して祥子の気持ちを知った祐巳は,文化祭の後夜祭で祥子のロザリオを受け取る・・・。
 

雑感

 
従来だったら、一般男子には興味のない分野だが、21世紀に入って草食系男子は女子同士の恋愛にも興味を持ち始めた。
そこへぶつけた深夜アニメの企画なので、男子に受けたようだ。
第二期だけは朝アニメになったから、女性向けに作ったようだ。
しかし第三期(OVA)、第四期(深夜アニメ)まで続いたので、やはり女子より男性ファンがアニメに関しては多かったと思う。
 
現在の母親級声優が多数出演していたアニメ。とくに主役の二人は、Fate シリーズで未だに遠坂凜と藤村大河という主役級を演じている。
 

スタッフ・キャスト

 
監督 – ユキヒロマツシタ(第1期 – 第3期)
キャラクターデザイン – 松島晃
シリーズ構成 – 吉田玲子
美術監督 – 坂本信人(第1期 – 第3期)
音響監督 – 岩浪美和
音楽 – 片倉三起也
 
声の配役
ロサ・キネンシス
福沢 祐巳(ふくざわ ゆみ) – 植田佳奈
小笠原 祥子 – 伊藤美紀
水野 蓉子 – 篠原恵美
ロサ・ギガンティア
藤堂 志摩子 – 能登麻美子
二条 乃梨子 - 清水香里
佐藤 聖(さとう せい) – 豊口めぐみ
ロサ・フェティダ
島津 由乃 – 池澤春菜
支倉 令 – 伊藤静
鳥居 江利子 – 生天目仁美
その他の学友
蟹名 静 – りの
築山 三奈子 – 甲斐田裕子
武嶋 蔦子 – 佐藤利奈
山口 真美 – 斎藤千和
桂(かつら) – 下屋則子

マリア様がみてる (第一期)スタジオ・ディーン製作 2004.1.7-2004.3.31 百合ブームを起こした深夜アニメ

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