モルディブで働いている日本の水産会社の社員越智は、スリランカの首都コロンボで国連職員の松永から宝石商の慶子を紹介される。
越智は妻子と別居中だったが、彼女に好意を抱く。
慶子と越智は、ある日ホテルのビーチで一人さびしくしている大富豪のジャカランタ夫人と出会う。
夫人は日本に子供を残してインドに渡って金持ちのインド人と結婚したが、夫を亡くしても日本に帰らずスリランカで暮らしていた。
越智と夫人は似た境遇のため、意気投合する。
木下恵介監督の脚本に無理がある。
10年ほどテレビの仕事を続けたため、勘が鈍っていたのだろう。
高峰秀子をインドの金持ちにしておいて最後は撃ち殺されるなんて、高峰の守備範囲ではない。
栗原小巻だけが、きれいに撮ってもらっていた。
監督 木下惠介
脚本 木下惠介
原作 木下惠介
撮影 中井朝一
美術 村木与四郎
音楽 木下忠司
出演
北大路欣也 (越智竹人)
栗原小巻 (井上慶子)
小林桂樹 (松永保)
津島恵子 (松永喜代)
小野川公三郎
太田博之 (慶子の上司で不倫相手)
高峰秀子 (ジャカランタ夫人)

スリランカの愛と別れ 1976 東宝

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