1978年全米公開ミュージカル映画「ウィズ(The Wiz)」から音楽をお送りする。これは「オズの魔法使い」をベースにした黒人ミュージカルで、舞台はカンザスからニューヨークのハーレムに移し、主役のドロシーは24歳の大人しい教師に設定を改めている。映画音楽はクインシー・ジョーンズが担当している。
番組のレギュラー陣は伊東ゆかり、松崎しげる、ニューホリデーガールズ、タイムファイブゲストは先代司会者である いしだあゆみ

1975年トニー賞に輝いたミュージカル「ウィズ」シドニー・ルメット監督が映画化して鳴り物入りで公開された。しかしあまりに高額な予算がかかったため、それに見合うだけの興行収入を上げられなかった。モータウンが製作に噛んでいたため、主演がミュージカルでのステファニー・ミルズでなく、33歳のダイアナ・ロスが演じた点も不評の一因だった。

この放送時点では不評のため日本での公開が先送りになり、見切り発車の形で放送されている。どうも出演者は誰も映画を見ていなかったらしい。かなり黒人ミュージカルとは思えない地味な演出もあった。(結局、翌年の1979年10月に国内公開された)

ところが主演のダイアナ・ロスではなくカカシ役のマイケル・ジャクソンが1979年のアルバム「Off the Wall」1982年の「スリラー」と立て続けにヒットを出して、「ウィズ」は彼の唯一の主演ドラマ映画として、高く再評価された。

曲順:

He’s the wizard. 伊東ゆかり+ニューホリデーガールズ

Believe in yourself いしだあゆみ

I’m a mean ole lion. (臆病ライオン) 松崎しげる

Easy on down the road 松崎しげる、伊東ゆかり、いしだあゆみ、ニューホリデーガールズ、タイムファイブ

(CMタイム)

Can I go on (このままでいいの?) いしだあゆみ 日本語歌唱

これからメインのメドレー。

Emerald city sequence (BLUE 伊東ゆかり RED 松崎しげる GOLD いしだあゆみ)

A Brand New Day 松崎しげる、伊東ゆかり、いしだあゆみ (日本語歌唱)

松崎しげるが入るとノリがいいのだが、ここでのいしだあゆみの歌唱がなんとも弱々しい。練習不足だろう。

本物は・・・

最後はスタンダードをお送りする。

オーバー・ザ・レインボー (「オズの魔法使い」から) 伊東ゆかり、世良譲、タイムファイブ

 

 

 

サウンド・イン“S” #241 映画「ザ・ウィズ」特集 1978 TBS

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