出演 伊東ゆかり、しばたはつみ、タイム・ファイブ、ホリデーガールズ、世良譲、前田憲男とウィンドブレーカーズ, ニューホリデーガールズ
「キャラバン」 伊東ゆかり、しばたはつみ、タイム・ファイブ、ホリデーガールズ、世良譲(pf), 前田憲男(vb)
「キャラバン」で始まったこの回は1980年の放送で、最近若者の間でジャズはナウいと言われていると伊東ゆかりが冒頭に述べているが、そんなことを言っているのは親父たちと私みたいな懐古趣味の高校生だけだったような。当時はディスコ全盛だったはず。しかもDJがまだメインではなかった。
前田憲男とウィンドブレーカーズを迎えて、前半はデューク・エリントン特集をお送りする。
Take the A train 前田憲男(pf), しばたはつみ、タイムファイブ
Satin doll 伊東ゆかり、タイムファイブ、前田憲男とウィンドブレイカーズ
スイングしなければ意味ないわ(It doesn’t mean a thing). しばたはつみ、ホリデーガールズ、前田憲男とウィンドブレイカーズ
最後は、Take the A train に戻って全員合唱。
後半は、ホリデーガールズ解散記念で元の司会者ロイ・ジェームズを迎え、前田憲男とウィンドブレイカーズが”Horse laugh “ (馬鹿笑い)を演奏する。
ニューホリデーガールズはずいぶん前からこの番組でダンサーをしていたが、ホリデーガールズと比べて今ひとつキレがなかった。その辺りをロイ・ジェームズも危惧していた。
当時のウィンドブレイカーズはドラムにドナルド・ベイリー、ギター沢田駿吾、トランペット数原晋を擁していた一流のバンドである。
そしてホリデーガールズの面々が出てきて、紹介された。ダンス界の女王名倉加代子、財津洋子、栗田ユリ、そして西野バレエ団第五の女で非業の最期を遂げた中里綴(江美早苗)である。いずれもキレッキレのダンスを見せてくれた。
Dancing in the dark しばたはつみ、ホリデーガールズ、前田憲男とウィンドブレーカーズ
ラストはいつものように世良譲のピアノをバックに伊東ゆかりが歌い上げる。
Alright Okay, You win 伊東ゆかり、タイムファイブ、世良譲(pf)
おそらくテレビやコンサートで伊東ゆかりやしばたはつみが長く付き合ってきたホリデーガールズの番組引退の直後だったので、湿っぽい雰囲気で始まったが、最後の方は無理遣りエンジンを掛けて、盛り上げていた。
サウンド・イン・”S “ #336 デューク・エリントン特集&さよならホリデー・ガールズ 1980 TBS