2001/12/19 Scrooge, 1970, UK, ☆☆☆★
監督:ロナルド・ニーム
出演:アルバート・フィニー、アレック・ギネス、ケネス・モア
衛星をつけたら偶々やっていた。
ご存知、C・ディケンズの「クリスマスキャロル」の何度目かの映画化。
がりがり亡者の金貸しスクルージ氏が、一人さびしくクリスマスイブをすごしていると、三人の幽霊が現れる。
過去のクリスマスの亡霊、現代のクリスマスの亡霊、未来のクリスマスの亡霊だ。
亡霊に連れられて、幸せなクリスマスの様子を見せられたスクルージは、自分の人生を反省して、生まれ変わろうと決心する。
亡霊のシーンなどで、特撮や、SFXの走りを使っており(と言っても、当時の日本よりかなり遅れている)、またミュージカル仕立てになっているのが、嬉しい。
子供向けということだろう。
英国の大物がそろった映画で、アルバート・フィニーのスクルージは、「オリエント急行殺人事件」のエルキュール・ポワロと、よく似た演技だった。
とは言え、二枚目俳優で、あそこまで自分を崩して演技できる点は、さすが女王陛下の国の大俳優。
亡霊役のアレック・ギネスも良く見る重厚な演技ではなく、元コメディアンらしい、軽い演技で楽しませてくれる。
クリスマスの夜に家族団欒で見るには、ぴったりの映画。
クリスマスキャロル 1970 UK
亡霊たちとのクリスマス・イヴ A Christmas Carol
クリスマス・キャロルとは、キリストの生誕(クリスマス)を祝う賛美歌ですが、1843年に Charles Dickens(チャールズ・ディケンズ)が同名の本を書き…