好天良馬場の東京競馬場。
パドックでアーモンドアイは、やや汗をかいて心配されたが、ハンデ代わりか。
リリーノーブルが馬鹿によく見える。ラッキーライラックは馬体は悪くないがイマイチ気合いが見えない。
サトノワルキューレは胴長の馬体だが、ちょっと薄いかな。
予想としては、トーセンブレスが枠順決定後にリタイアしたので、買う気が失せた。
桜花賞上位組、フェアリーS勝ちのサトノワルキューレの争いだろう。桜花賞4着のトーセンブレスがいたら、格好の穴馬だったのだが。
フラワーカップ勝ちのカンタービレは休み明けが痛すぎる。
レースは入れ込んでいたアーモンドアイ(父ロードカナロア)が好位の外に付ける意外な展開。サヤカチャンがややハイペースに持ち込むが、アーモンドアイは外をじっくり回ってきて、残り200で直線先頭に立ったリリーノーブルを競り落とし、2馬身差を付けて堂々の優勝でクラシック二冠を飾る。時計は2分23秒8、上り33秒2。ジェンティルドンナのレースレコードには0秒2届かなかった。
2着はリリーノーブル(4番人気、父ルーラーシップ)は届かず二着。
二番人気ラッキーライラック(父オルフェーブル)は好位で直線を向いてすぐアーモンドアイと競り合う形を取りたかったが、並ぶ間もなく交わされ、1馬身3/4差の3着に終わる。
後のメンバーはどうでも良い。サトノワルキューレは後からアーモンドアイをマークしていたが、影も踏めずに失速。彼女がジョーカーだった。
今日のところは万全とはいえないアーモンドアイが貫禄勝ちを見せたが、同じコースのジャパンカップについては不安が残る結果となった。同じ3歳でJC制したジェンティルドンナのオークス・レコードは上回って欲しかった。
ラッキーライラックの敗因は、体調と騎手(厩舎)の作戦だ。オルフェーブル産駒というものはゴール前の競り合いはまだしも、加速し始めの4角で競り合いをしても力を出せない。それは桜花賞でわかっていることだ。リリーノーブルより前の3番手で受けて一か八かの作戦に出るべきだった。もちろん、結果はもっと酷いものになっていただろうが。