「セリー主義」 DG (現代音楽)
2018/10/30
Warning: Use of undefined constant ‘full’ - assumed '‘full’' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/cine/cinekobe.com/public_html/wp-content/themes/stinger5-cheetah/single.php on line 46
グラモフォンの「20世紀の遺産」シリーズのCDだ。
中身はオムニバスだ。
ポリーニ、アバド、BPOの現代音楽三羽烏の寄せ集めである。
まずポリーニのブーレーズ・ピアノソナタがあって、アバド指揮のノーノの歌付きパーカション二曲、BPOのシュトックハウゼンが作った3重オケ曲「グルッペン」という具合。
奏者は現代音楽を専門としている(古典をやるのは生活のため)だけに、安心して聞ける。
この手の音は数年前聞いたときは、かえって古いと思ったが、今はどうだろうか。
再び「不安な時代」だけにぴったりの気がする。
音質については、セリーの原理(音の高さ、音の強さ、音の長さ、音のアタック感を指定する)からしても、もっと良くしなければ駄目である。
とくにパーカッションの音楽は、CDでの再生は、無理。
たとえばSACDが現代音楽にぴったりなのに、なかなかどこもやってくれないのは残念。
ようやく最近、DGなどクラシックレーベルが参入してきたので、今後に期待したい。
(転載)