マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー。
カンヌ映画祭のパルムドールだけど、拍手喝采するほどの感動はなかった。
ただ、テロリズムに関する考え方は少し揺らいでいる。
前半はサウジの王族やビンラディンの一族とブッシュ父子の関係を明らかにしたが、広瀬隆を読んだのではないか(笑)
どちらも石油関係者なのだから、こういう癒着があることは前からわかっていたことだ。
パイプラインがあったから、アフガニスタンを攻めたこともさして驚かなかった。
最後は時間をとって、亡くなった兵隊の遺族にインタビューしている。
たしかに気の毒でもらい泣きしそうになる。
けれど、民主党が始めたベトナム戦争のときと同じことを言ってるのでは?と思った。
たしかにブッシュ大統領が「テロが来るぞ」といってるおかげで、アメリカ国民は恐怖におののき、彼は再選された。
しかしケリー候補も「実はテロなんか来ないんだ。」と大声で言ったのかな?
民主党も共和党も同じ穴のムジナではないか?
結局は死の商人がすべてを握っているのではないか?
たぶんアルカイダも自分たちの攻撃をブッシュ一派に巧みに利用されて、舌を巻いているだろう。
選挙に金がかかるので、ブッシュみたいな馬鹿な金持ちおぼっちゃまが大統領になれる。
資本主義のなれの果てだ。
二大政党制は腐った制度だ。
マイケル・ムーアも、アルカイダにブッシュの9.11以後の行動をどう思っているか、インタービューすればいいのに。
アメリカの兵隊集めのシステムには興味を持った。
失業率の高い町に担当者が出向き、勧誘するのだ。
このシステム自体をムーアは批判していない。
敗者復活のための素晴らしいチャンスだと考えている。