ジョナサン・デミ監督作品。
91年度アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞と賞を取り捲った。
それほど凄いとは思えないのだが。
FBI研修生クラリス(Jフォスター)は、連続殺人事件解決のため、天才犯罪者レクター(Aホプキンス)を訪ねる。
レクターは彼女の過去について質問しながら、連続殺人事件の核心に近づいていく。
しかし、レクターは自由を求め脱走してしまう。
彼女はレクターの遺した手がかりを元にプロファイリングを進め、犯人像を明らかにしていく。

対話シーンは小津安二郎のようなドアップ・カットの連続だ。
これはレクターの存在感を増すのに役立っている。
でもジョディーフォスターは、えらが張っていて、さほど美人とは思えないので、アップでは感情移入できない。
ラスト近く、捜査隊が突入する家と、フォスターが訪ねる家が、呼び鈴で入れ替わったかのようなシーンは、典型的なものだが、そういう古典的な手法でオスカーが取れるとは、ちょろいものだなあ(笑)
どうもこの手の犯罪映画は、底が見えてしまって面白くない。

羊たちの沈黙 (The Silence of the Lambs, 1991,USA)

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