テレンス・ラディガンの二つの戯曲「別々のテーブル」「七番目のテーブル」を組み合わせて、自身で脚本を書いた作品。
いかにも賞狙い映画だった。

場所はイギリス・ボーンマスの冬のホテル。
そこを舞台に人間模様を描く。
デボラ・カーは主役だ。年増の役なのか、若い役を演じているのか、年齢がよくわからない。
リタ・ヘイワースは『夜の豹」の次回作。やはり年増役で、寄る年波を恐れている。
彼女らには愛する人がいる。
デボラ・カーの相手はデビッド・ニヴンだ。彼は官名詐称したあげく、映画館で痴漢行為を行い、罪を認めた。潔癖なデボラはそれを許せない。
リタの前の亭主はバート・ランカスターであり、彼とよりを戻しに来た。
これらの恋のゆくえはどうなるのか。

キャスト(役名)
リタ・ヘイワース(Anne Shankland、アメリカからの旅行客。元モデル。)
デボラ・カー(Siby RailtonBell、上流階級だが精神的に不安定な娘。)
デイヴィッド・ニーヴン(Major Pollock、退役少佐と称しているが?アカデミー助演男優賞)
ウェンディ・ヒラー(Miss Cooper、仕事に疲れたホテルの女主人、ランカスターの婚約者だが、いずれランカスターはヘイワースと出て行くと思っている。)
バート・ランカスター(John Malcolm、小説家、リタの昔の亭主)
グラディス・クーパー(Mrs.RailtonBell,デボラの母親。上流階級の老婦人で頭は固そう。)
キャスリーン・ネスビット(Lady Matheson、レイトンベル夫人の友人)
フェリックス・エイルマー(Mr.Fowler、元古典の教師、堅物)
ロッド・テイラー(Charles、医学生、チョイ役)
オードリー・ダルトン(Jean、医学生の恋人)
メイ・ホーラット(Miss Meacham、競馬マニアのおばさん)

スタッフ
監督 : デルバート・マン
製作 : ハロルド・ヘクト
原作戯曲 : テレンス・ラティガン
脚本 : テレンス・ラティガン / ジョン・ゲイ
撮影 : チャールズ・ラング
音楽 :  デイヴィッド・ラクシン
歌 : ハリー・ウォーレン / ハロルド・アダムソン

この映画は舞台系の人や映画人、英国人に米国人といろいろ混ざっている。
その面白さを出せればよい。
この点で、リタ・ヘイワースとウェンディ・ヒラーの二人はとくに、うまく機能していた。

デボラ・カーとデビッド・ニヴンの二人のエピソードの結末はハッピーエンドだった。
現代的に考えると、デビッド・ニヴンは性犯罪者なんだから、再犯してデボラを悲しませることになるかもしれない。
この点は、脚本に引っ掛かりを感じた。

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